皆様、1週間のご無沙汰でございます。
この1週間、皆様いかがお過ごしでしたか?
さて、今週スタジオにお迎えしたのは
歌舞伎俳優の市川弘太郎さん。
2歳の時にスーパー歌舞伎をご覧になり、すっかり心を奪われ
「絶対に歌舞伎俳優になりたい!」
と決められたんだそうです。
とは言っても歌舞伎のお家のお生まれではなかったので、
日本舞踊など様々なお稽古事を積み重ね、
10歳の時に遂に初舞台をふまれたんだそうです。
初舞台の時には「やっと憧れていた舞台にたてる!」
とあまりに嬉しくって、
舞台の床をずーっとなでなでしてしていたんだとか。
そんな弘太郎さんがご紹介して下さったこだわりのアイテムは
『薬味箱』と呼ばれる
歌舞伎メイクの時に使うパレットの様なモノ。
歌舞伎役者さんは毎回ご自分でメイクをされるのですが、
赤や黒など、役にあわせて色を調合するんだそうで、
よ~く拝見すると役者さんごとに色や艶感などにも個性があって、
通なお客様になると、そこも楽しむポイントになっているんだそうです。
そしてこの薬味箱、そんじょそこらの薬味箱ではないんです。
箱の表には
「たちおもだか」という家紋が入っていて、
とっても歴史を感じますが、
弘太郎さんの手元に来るまでにも歴史があるんです。
最初にこの薬味箱を使われていたのが
市川猿翁さん。
次に猿翁さんから
市川右近さんに受け継がれます。
そして右近さんから
弘太郎さんが受け継いだそうです。
お芝居や伝統は勿論、お道具も大切に受け継がれていくなんて
とっても素敵ですよね。
そして来週は2歳の弘太郎少年が心を奪われた
「スーパー歌舞伎」についても、
詳しくお伺いしたいと思いますので楽しみにしていて下さいね。