皆様、1週間のご無沙汰でございます。
この1週間、皆様いかがお過ごしでしたか?
さて、今週スタジオにお迎えしたのは
元ANAのパイロット、井上博さんです。
井上さんは昨年ボーイング747-400での
フライトを最後に退職されたのですが、
それまでの
生涯飛行時間は約21500時間!
(ちなみに、平均の生涯飛行時間は15000~18000時間だそうです)
あまりの数字のスケールに、いったいどの位なのか
ピンと来ない方も多いとおもいますが、
飛行機の平均的な時速は約800㎞。
地球1周が約4万㎞。
これで計算して行くと昨年退職なさるまでに
地球を400周分以上もフライトしていた事になるんです。
まさにレジェンド!!
そんな井上さんと飛行機の出会いは12歳の時。
遊覧飛行で乗った小さな飛行機で、
副操縦士さんの席に座らせてもらい
機長さんに操縦桿を握らせてもらったそうです。
その時に操縦桿を傾けると地球が傾いて見えた・・・
そんな体験に心奪われ、パイロットを目指す様に
なったんだそうです。
夢を叶えた井上さんに飛行機の魅力についてお伺いしてみました。
まずは何と言っても鳥になれる事。
大空から世界中の美しい景色を見る事が出来、
中でもヨーロッパ便でのアルプス越えや
ニューヨーク便での魔天楼はとても印象深いそうです。
そんな井上さんがご紹介して下さったこだわりのアイテムは
肩章。
この肩章は、
副操縦士の時には
3本で、
機長になると
4本になるんだそうです。
そして
ウイングマークと呼ばれるバッジも機長になると
それまでの
シルバーから
ゴールドに変わり、
初めて手にした時の事は今でも鮮明に覚えてらっしゃるそうです。
皆さんも空港などでパイロットさんとすれ違った時に
チラッと観察してみて下さい。
4本線の肩章を付けている方が、さっきまで自分たちが乗っていた
飛行機を安全に操縦してくれていた機長さんかもしれませんよ?